inline
span
は代表的なインライン要素だ。インライン要素は文章中に、文字列の一部として埋め込むことがきる。
<span>
このように
</span>
、文章の体裁を崩さない。a
要素もインライン要素だ。他のページへのリンクするのに、君はいつもこれを使うだろう?
none
その他、よく使われるものとしてnone
がある。script
のような特殊な要素は、これがデフォルト値だ。JavaScriptで要素の表示・非表示を切り替えるのに使われたりする。要素を本当に削除したり再生成したりせず、display値を切り替えるのだ。
これは、visibility
とは異なる。ある要素のdisplay
をnone
にすると、その要素は存在していないものとして扱われ、画面が構築される。visibility: hidden;
は、その要素を非表示にするだけで、要素自体は存在しているとして扱われる。なので、その要素が表示されているときと同様に、表示領域が確保される。
他のdisplay値
他にも、魅力的なdisplay値がたくさんある。例えば、list-item
やtable
だ。これがその完全なリストだ。inline-block
とflex
については、後半で説明する。
応用
既に言及したように、全ての要素はデフォルトのdisplay値を持っている。だが、君はそれをいつでもoverrideする事ができる! とは言うものの、div要素のdisplayをinlineにすることに、さして意味はないだろう。特別なセマンティクスを持つ要素のdisplayをカスタマイズすると便利だ。例えば、水平メニューを作るのに、li
要素をinlineにするなどである。